「NDロードスターのスペックや世界からの評価てどうなの?」
この記事では、NDロードスターの性能に加えて、発売までの軌跡や受賞歴などもご紹介いたします
私はNDロードスターに乗り始めて約3年のオーナーです
普段は自動車部品メーカーの設計者として、製品の開発をしています
NDロードスターは、4代目となるロードスターで、2015年から発売されているクルマです
初代ロードスターへの原点回帰をコンセプトに開発
原点回帰への熱い思い、斬新なデザインが世界から高い評価をもらっています
本記事では、NDロードスターの基本的な情報をまとめています
参考になりましたら、幸いです
目次
NDロードスターの性能
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト
NDロードスターの基本情報
NDロードスターは、4代目となるロードスターです
ライトウェイトスポーツカーに該当し、マツダが2015年から発売しています
日本国外では、「マツダ・MX-5」の名称で販売されています
車名 | ロードスター |
年式 | 4代目 ND系 |
発売 | 2015年5月~ |
乗車定員 | 2名 |
価格 | ¥2,623,500~ |
NDロードスターのスペック
NDロードスターは排気量1,500ccクラスのクルマです
トランスミッションは、オートマとマニュアルの両方が製造されています
ロードスターは、マツダ車の現行量産品で唯一の後輪駆動車(FR)になります
総排気量 | 1,496[cc] |
トランスミッション | 6EC-AT/6MT |
WLTCモード燃費 | 16.8~17.4km/L |
駆動方式 | FR |
最高出力 | 130[PS]/7000[rpm] |
最大トルク | 15.3[kgfm]/5000[rpm] |
NDロードスターの外観・仕様
NDロードスターは、初代への原点回帰を目指して開発されています
原点回帰に向けて、先代のNC型よりも小型化が図られています
特に車両重量990kgと、1トンを下回る軽量化を達成しています
全長(mm) | 3,915 |
全幅(mm) | 1,735 |
全高(mm) | 1,235 |
車両重量(kg) | 990~1,060 |
▽【参考】 歴代ロードスターの外観・仕様比較
初代 (NA型) |
2代目 (NB型) |
3代目 (NC型) |
4代目 (ND型) |
|
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 3,955 | 3,955 | 4,020 | 3,915 |
全幅(mm) | 1,675 | 1,680 | 1,720 | 1,735 |
全高(mm) | 1,235 | 1,235 | 1,245 | 1,235 |
車両重量(kg) | 940 | 1,030 | 1,110 | 990 |
NDロードスター発売までの軌跡
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト
▽NDロードスターの発売までの軌跡
年月日 | イベント |
---|---|
2014年4月 | ニューヨークショーにてシャシーを公開 |
2014年9月 | 日欧米の3箇所でスタイリングを公開 |
2015年1月 | 外観・スペックなどの詳細情報を公開 |
2015年3月 | 予約注文の開始 |
第4世代(ND型)ロードスターの公開
2014年4月、ニューヨークショーにてロードスター第4世代となる「ND」型が初めて公開
展示されたのは、エンジンから駆動系とサスペンションがマウントされたシャシー状態のみでした
しかしその姿からは、低重心の部品配置、軽量化が図られていることなどがはっきりと分かり、ファンの期待を大きく高めました
スタイリング公開
2014年9月、日米欧の3箇所でスタイリングを公開
ノーズとショルダーラインが低く、全体的にワイド&ローで優美な曲線を見せるボディ形状が判明
先代NC型より小型化されている事が分かり、世界的に好評を持たれました
予約注文~発売
2015年に入り、詳細情報が公開
サイズは3915mm×1735mm×1235mm、ホイールベースは2310mm、車重は990kg~1060kg、パワーユニットは自然吸気の1496cc直列4気筒DOHCで131PS/15.3kgfmを発揮
トランスミッションは6速MTとトルコン式ATの2本立て
2015年3月には予約注文が開始され、グレード展開が明らかになりました
発売当初は、ベーシックなS、走りの質を上げたSスペシャルパッケージ、豪華仕様のSレザーパッケージの3種グレードで販売されました
NDロードスターの受賞歴
画像引用元:マツダ オフィシャルウェブサイト
▽NDロードスターの受賞歴一覧
受賞日 | 受賞名称 |
---|---|
2015年12月7日 | 2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー |
2016年3月25日 | 2016年 ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー |
2016年3月25日 | 2016年 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー |
「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」とは、日本国内で発表される市販乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定される自動車の賞
【NDロードスターの受賞理由】
明確なコンセプトを持ち、作り手の熱い情熱を感じさせるライトウエイトスポーツカーとして、その出来映えの素晴らしさは誰もが認めるところである
さらに 初代登場の1989年以来、26年にわたってドライビングの楽しさを追求し続け、真のクルマ文化を根付かせたいと努力してきたマツダの企業姿勢についても 高く評価した
「2016年 ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」とは、世界23カ国、73名の自動車ジャーナリストの投票により選ばれる自動車の賞
【NDロードスターの受賞理由】
新型マツダ ロードスターでは、マツダは設計図を白紙に戻し原点に返った
1989年に発表した初代ロードスターの、あの原点である
より短く、低く、幅広く、そして何より重要なことである、より軽くなった新型ロードスターは1.5Lあるいは2.0Lの自然吸気のガソリンエンジン搭載
他のクルマでは実現し得ない人馬一体感を必ず感じることが出来るクルマである
そしてもちろん、今も変わらず運転を楽しむ者にとって最高のクルマの中の1台だ
参考:マツダオフィシャルサイト
「2016年 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」とは、世界20か国以上、93名のジャーナリストに7名のデザインの権威が加わり、審査を行う自動車の賞
【NDロードスターの受賞理由】
新型マツダ ロードスターのエキサイティングで他とは全く違った斬新なデザインは、ユニークなスモールスポーツカーというこの車の存在に完全にマッチしている
初代ロードスターのデザインスピリットを継承しつつも、間違いなくマツダファミリーの一員とわかるデザインは、今の時代の最先端の美しさを表現している
すべてにおいて並外れたデザインである
4代目ロードスターのフルモデルチェンジにおいて、マツダは現代的で革新的な方法を選択した
その機敏さや軽快感は視覚的に表現されていて、ロードスターの伝統は継承されている
100メートル離れたところからでもロードスターだとわかるだけでなく、同時に4代目ロードスターだということがすぐに見て取れるデザインである
参考:マツダオフィシャルサイト
まとめ
NDロードスターの基本的な情報をまとめさせていただきました
NDロードスターは4代目となるロードスターで、2015年から発売されているクルマです
排気量は1,496ccで、オートマとマニュアルの両方が製造されています
ロードスターは、マツダ車の現行量産品で唯一の後輪駆動車です
またND型は、初代への原点回帰を目指して開発されており、車両重量990kgと軽量化が図られています
NDロードスターは、2014年の初公開から世界から高い好評を受けていました
発売されてからは、国内の自動車の賞だけでなく、海外の自動車の賞も受賞しています
世界の自動車ジャーナリストからも絶賛されているクルマが、NDロードスターになります
【別記事のご紹介】
・【NDロードスター】オーナー歴3年!現役設計者の本音レビュー